210116 ✧ 2020年ヲタク活動を終えて

少し遅いけれど2020年のヲタク活動を通して感じたことを綴ります。
2020年は、私にとっても全世界にとっても、本当に激動の年で色々考えさせられる年でした。


1月〜自粛前
年が明けてすぐ、ちょうど一年ほど前に、ジャニヲタとしてJUMPのライブ(福岡公演)に3days行きました。わたしにとってこの公演でジャニヲタをおりることは一生出来ないと思っていました。そのくらい本当に幸せでやっぱり現場にしかない躍動感とか幸福感ってその時にしか味わえなくて、本当に心の底から幸せだと感じました。ですが、これが、わたしが好きな人と一緒に時間を過ごせる最後の現場となりました。

2月頃、日本で新型コロナウィルスが流行り始めて、この時はまだコンサートや舞台諸々が無くなるまで日本や全世界に広がるとは思っていませんでした。
高校を卒業してすぐ、緊急事態宣言が発令されて自粛生活、そしてわたしはヲタク生活さえも自粛しなければならなくなりました。
それでもジャニーズはできる最大限の努力でオンラインコンサートも、様々なメディア露出もしてくれて、それに嬉しくて満足していたのも確かでした。

そして夏、私に転機が訪れます。


転機の夏
時は少し遡り、自粛期間。
暇を持て余したわたしは久しぶりにK-popのダンスの振り入れをし始めました(笑)選んだのは1月にコンサートにも行ったBLACKPINKのプルジャンナンと、防弾のBoy with Luv の二曲でした。この二つのグループはこの時私が一番好きだったKグルでした。結局寄り道したりして覚えきれてないんですが。

そして、時が進んで、8/26のFNS歌謡祭の日。
防弾がMICDropを歌うと聞いて、非ヲタの私がソワソワしていました。この曲は高校二年生の頃から知っていて、防弾ではFireとかDNAとかFAKELOVEとかしか聞かなかった私に友人(今は縁切れた人)が教えてくれました。とても楽しみでした。もちろんこの時のわたしのメインディッシュはJUMPでしたが。

当日、バイトを休んでリアルタイムで視聴しました。韓国語バージョンで歌ってくれてすごく嬉しかったのを覚えています。(彼らの母国語が好きなので)リアルタイムでMICDropを見たあと、JUMPなんか目もくれず、録画ビデオで3回くらい連続で見ました。その時、ずっと無意識に、ある一人を追ってました。

『全身STUSSYのセンター分けの人』

ご存知の通り!センター分け大嫌いで有名な私ですが、何故かその人に目がいってしまって、とりあえずその人の着てる服を調べたら(何故)、売り切れだったのを覚えてます。終売ではなくSoldOutでした。そしてよくよく調べたらその人はジョングクという人で、この日を一言で言うなれば、一目惚れのような感覚でした。


あっという間にケーポペンの道へ
それからは山田なんて興味もなく、ずーっとずーっと『ジョングク』を調べていて、とりあえずドキュメンタリー映画がもうすぐ放映されることを知った私は、アクリルスタンドを買い、妹を道ずれにして見に行きました。新規の私が大号泣で帰ってきました(笑)
もともと親戚が防弾のファンで(実は私が沼にハメたことはまたいつかのお話で)、日本からの誹謗中傷の話とかメンバーの体調不良の話とかを延々と聞かされており、少なくとも同じ時期にファンになった新規よりは知識はある方だと思っていたので、映画に関しては、お門違いですが大号泣でした。

いつ好きになったとか具体的な日付は本当に覚えていません。
FNSでパフォーマンスを見る→調べる→映画観る→MV見漁る→新曲出る→カムバを追う→気づいたら今
って感じで、高校生の時に比べて経済力が上がった私は、グッズも同時進行で集めだして、気づけばこんな感じになっていた。っていうのが最適です。


防弾のライブ配信
防弾少年団はじめてのオンラインコンサート(BAN BAN CON)は生憎ファンではなかったので割愛致します。
2度目のファンクラブ会員限定のオンラインコンサート(MAP OF THE SOUL : ONE)は二日間の配信でしたが初日はバイトともろ被り、二日目の最終日は予定があって、本当に残念ながら見れませんでした。

そして、防弾単独ではありませんがビッグヒット(防弾の所属事務所)のカウントダウンライブが開催されることを知り、絶対に買う!と決めていて早くからバイトの休みを取って親戚の防弾のファンと視聴しました。

防弾とコラボしてフューチャリングで曲を出している方々がゲスト出演し、(事前に分かっていました)MICDropとBoy With LuvとMake it Rightを披露することは予想しておりました。そして今年大ヒットのDynamiteとLGOも歌うだろうと確信していました。…が、なんとそれにプラスでBest Of Meを披露してくれました。ジャニヲタをしていた頃は、カウコンも歌番組も実質、有名な曲メドレーだったので、こんなことがあっていいの?と泣きそうになったのを覚えています。

本当に本当に楽しくて、違うグループも見れて4500円は実質タダ過ぎて、もっとお金をあげたい気持ちでいっぱいになりました。(なので、グッズも後日購入しました)

多忙なスケジュールの中、大切な年越しをわたしたちにくれてありがとう!!



2020年を終えた感想
新型コロナウィルスが流行り、大変だったことも確かではありますが、こうしてジョングクに出会えることが出来て、最終的にはとても幸せです。

ジョングクに出会ってから私はすごく変わりました。
もともと影響を受けやすいタイプではありますが、ジョングクを知って好きになってから、私のあらゆるものが変化しました。
服装の趣味も、量産型の可愛いお洋服から、ストリート系のラインパンツだったりプリーツスカートを履くようになったし、服の色も白やピンクからオールブラックに変わりました。
持ちものも変わりました。彼がハンドクリームを持ち歩くから私も持ち歩こう!とか、現金派な彼だから、わたしも現金持ち歩こう!とか。
ジョングクはこんな考え方を持っているんだ、素敵!と思ったら私も感化されてそう思うようになるし、ジョングクは今何を考えているのかな?常にそう思うし、全てがジョングクファーストになって、彼中心に全てが回るようになりました。

ジョングクは今何を考えて、何に興味があって、何を持っているかを知りたいし、私も似たような趣味を持って似たような価値観を持てるようになりたいと思うようになって、自然と彼寄りになりました。
だから、すごく大人な考え方になれたし、視野も広くなりました。本当に本当にジョングクのお陰です。そんなジョングクに早く会いたい!!

ジョングクのお仕事の全てを理解することは不可能だと思うし、全てを肯定することも難しいかもしれないけど、2021年もジョングクの一番の味方でありたいし、理解者でありたいので、これからもずっとジョングクと防弾7人の幸せだけを祈っています。

彼らに幸あれ!

𝗕𝗿𝗲𝗮𝗸 𝗧𝗵𝗲 𝗦𝗶𝗹𝗲𝗻𝗰𝗲 -𝗧𝗛𝗘 𝗠𝗢𝗩𝗜𝗘- を感じて

前置き

防弾少年団の映画を見たのはこれが初めてでした。特に印象に残っているのは、世界中のどの国のスタジアムでも、紫色のアミボムが7人を照らしていたことです。
観客の方のキラキラひかる目を見て、『방탄소년단』は世界共通語なのだとこの時改めて感じました。

身を削って世界中を飛びまわる防弾少年団7人の個人インタビューは、(2000円超の鑑賞チケットなのでファンしか見ないだろうと思ったのか)テレビで見る防弾少年団とは打って変わり、直接的で彼らの素直な言葉なんだと感じました。
推しとは関係なく、ナムさんとジョングクのコメントは特に心の響く内容で、今もまだ、字幕を読んだ瞬間に電気が走ったようなあの感覚を忘れられません。


RMのことば

🐨着ている服、撮られる背景、インタビュー、歌詞..僕という人間全てが検問されている気がする

以前、ナムさんは政治について意見を求められた際に、外国人だとは思えない程の流暢な英語で当たり障りのないコメントを発言しました。
ですが読み取りをする人が10人いれば10通りの解釈が生まれる訳で、それが火種となったことがありました。
各地で大きくネットニュースに取り上げられ、賛否両論が生まれていました。
もちろんナムさんは、あの場で個人的な意見を述べることはなく、韓国人の大衆が思うこと、あるいは中立の立場で意見したナムさんでしたが、日本のネットニュースでは残念ながら、ナムさんが批判を浴びるような文面で記事を書いていたことを忘れません。
上記は2020年の出来事で、映画は2019年以前に撮っているものなので全く関係はありませんが、彼らはデビューし、世界中から注目を浴びるようになってからさらに細心を払って行動言動をしています。・・・が、彼らのその努力は必ずしも報われる訳ではありません。
私なら、ファンさえ分かってくれればそれでいい。と思いアンチや一般人を切り捨ててしまうタイプの人間ですが、7人は自分たちが政治や法律、世界までもを動かしてしまう人間であることを重々理解し、このアンチの人たちや一般人、マスコミなどにも気を遣い活動しています。

先程のナムさんの映画の中でのコメントは、想像を絶する努力と我慢の繰り返しで、遂に本音が漏れたのか、また別の意味を持って発した言葉なのか、彼にしか分かりません。
ですが、これが本心であることは間違いありません。
防弾少年団のリーダーであることから、コメントを求められることが多く、その度に気を遣っている訳です。
服のデザインやセルカの背後に移る物たちは、ファンが逐一チェックしSNSに世界公開しているので見ようと思えば誰でも見れるし、それに対する意見を言おうと思えば誰でも言えます。
作詞作曲をして曲を出せばファンが考察をし、今のナムさんの気持ちでは無いのかと、嘘か本当か本人にしか分からないことをでっち上げられたりもします。
RMとしての意見は中立で話すことが多いですが、RMも一人の人間です。キムナムジュンとしての気持ちや意見は必ずしもありますがそれを表に出せないもどかしさを直に触れられる言葉でした。


ジョングクのことば

🐰僕の意味は(中略)何もありません。

かなり端折ってしまいましたので、全文を載せます。

🐰僕の意味、正直よく分かりません。まだまだです、僕は。

🐰僕の意味について考えるのは・・・・・・・・・、

🐰何もありません。


ここから分かるのは、ジョングクの自己肯定感の低さ。
この発言をしていた時の顔がものすごく印象深く、ファンになって日が浅い私でさえもうるっときてしまいました。

ジョングクは幼い頃から事務所に練習生として入社していて、防弾少年団の最年少メンバーとして2013年にデビューしました。中学生でした。
翌年に日本デビューし、2016年ある一曲で防弾少年団が世界的大ヒットしました。この時もまだ高校生です。

ジョングクが高校を卒業し、防弾少年団がもっと世界を飛びまわるようになった時、中国である言葉がTwitterのトレンド入りしました。
『only6』=『ジョングク以外の、6人だけ。』
この言葉が意味するものは、本人たちにとっても私たちファンにとっても、とても残酷です。
当事者から、それについて言及されることはありませんでしたが、見る度にやつれていくジョングクは姿かたちから言葉にしきれないショックを物語っていたようでした。

以後、Twitterで『僕はいらない人間ですか』(ニュアンスですみません)と呟いたところ、再トレンド入りしました。再トレンド入りの事実を知り、ジョングクは『もっと努力します』とツイートしました。
そこからジョングクはツイートやセルカを一切上げなくなりました。

その後、ダンスや歌のスキルは目に見えてどんどん上達していっていたし、それを褒めるファンのおかげか、少しは自信を目に宿らせていました。

一件落着かと思いきや、ジョングクの誹謗中傷はこれだけではありません。
ジョングクがタトゥーを入れた時、分かりやすく一番荒れてしまいました。元々自分に自信があるタイプではなく、努力家で有名なジョングクですが、自己肯定感や自愛心が弱く、その上誹謗中傷を浴びせられるため、承認欲求が強い(けど満たされない)ジョングクが遂にタトゥーを入れました。

ペン卒が相次ぎ、今までジョングクの擁護をしていた人達が、強烈なアンチになってしまったり、ジョングクが目にする世界はガラリと変わってしまいました。
そんなジョングクが残したコメントは、『僕の意味はありません』

ファンとしては、あまりにも寂しく冷たいコメントと感じてしまいました。もちろんジョングクの今の精神状態はジョングクのせいではなくて、心無いコメントを世界中の誰もが見れる場所に書き残した人達です。
ですが、ジョングクのために生きている人は少なからず全世界にいるのに、ほんのひと握りのアンチがジョングクの精神を狂わせている事実が許せないし、ジョングクの行動言動を全肯定する(私みたいな)ヲタクもいるのにアンチにばかり気を囚われてしまっていることも悲しくなった。

(推しだからこそ)色んな感情が出てしまって、処理しきれないところは正直否めません。・・・が、防弾少年団にジョングクが居る意味は、貴方がわからなくても隣で一緒にやってきた6人と、全世界のファンが必ず理解しています。
幼い頃から誹謗中傷に見舞われて、精神状態が安定する時は今でも数少ないとは思いますが、自分自身を体も心も大切にして、安心して防弾少年団に居てほしい。です。


あとがき

映画ではこのコメントのあと、Still With Youの音楽とともに、euphoriaのソロ映像が流れます。

Still With You 、あなたとずっと。

少し掠れた加工をされたジョングクの色っぽい声と切ない歌詞が相まって、涙腺を崩壊させようとしてきます。
沢山嫌な思いをしてきたはずのこの仕事を、楽しんでやっている姿を見た時はとても嬉しいし安心します。ファン心理で、ジョングクが無理をしていないか心配にもなります。
いい意味で怖いもの知らずに、全力でジョングクをまもる6人のお兄ちゃんたちがいるからこそ、今のジョングクがあると思うし、今もジョングクが生きてこれていると思っています。

防弾少年団、今日まで活動してくれて本当にありがとうございます。これからもみんな仲良く、楽しく活動してくれれば何も望みません。


ジョングクと防弾少年団に幸せだけが訪れてください。